最近のデジタル一眼は、中古ともなるとコンパクト機より安いのだなということで、軽いタッチで衝動買いしたのがこのキスデジXである。
いろいろと家族の写真を撮るのに、特に出かけるときにはキヤノンのEOS-1Dなんて論外だし、かといって最近のコンパクト機はどうも写りが納得がいかなくて、気に入らない。
ということもあっての今回のこのカメラの登場であった。それと、入門機でも結構やるぞということを実証すべく、デジタル時代は上級機を使っているといった見栄など重要でないということを検証してみようということもあったのである。
一応、18-55mmのレンズもついていたが、これはハイアマ以上にはとても納得いかないレベルの代物である。しかし、くっつけると軽くて携帯性はさすがにいいので、気合を入れて撮るつもりのないスナップのときは時々使っている。
拙者は、このカメラにアンバランスを承知で16-35mmF2.8Lや50mmF1.4などをつけたりしているが、こういういいレンズを使えば十分に写りも締まってくる。上級機とそう大差はないぐらいだ。
次に操作性だが、上級機を使っている人からよくある批判は、この軽快さを重視することやサブだと割り切れるのなら、慣れればどうってことない気が拙者はするが、どうだろう。写りについても十分なので、これはこれでありだと思う。
しかし、いまいち気に入らないのがグリップだ。いつも他の機種ではバッテリーパックを付けて使っているせいもあるが、小さすぎて拙者の指がはみ出てしまうことや、クリップオン・ストロボを付け、さっきのレンズを駆使すると数分もしないうちに手が痛くなってくる。そんな使い方をする奴が悪いといえば、そうだが、重いカメラに安心感を覚える拙者にとっては軽すぎるのも困ったものである。いずれにしても、グリップだけはいただけない。
次に写りについてだが、入門機のレベルははるかに超えている。十分といっていいだろう。
AFセンサーのレスポンスも問題ないし、激しい連写を必要としなければ、バッファーの容量についても特にスナップなどの目的ではストレスを感じることはない。大したものだ。
特徴を一口に言うと、高感度性能が比較的よい。屋内での撮影では、拙者はクリップオン・ストロボを付けて使っているが、感度は100や200でやせ我慢せず、400ぐらいまで上げて、なるべく速いシャッタースピードを使うことを優先している。やはり、手ぶれ補正がないカメラだとこれが最善策と思われるが、いかがだろう?
いつも思うのだが、キヤノンとかニコンを使っていていつも不満に思うのは、やはり手ぶれ補正はボディ内にあるべきだといつも思う。レンズ内蔵の手ぶれ補正はメーカーの論理であって、ユーザーからすればレンズはでかくなるし、いいことなんてほとんどない。おっと、つい愚痴になってしまった。
色味はキヤノンの他のと同じような感じであるが、肌色がよく出るセッティングになっているようで、ポートレートには向いていると思う。
それと、ゴミ取りや画素のアップはNと比べて進化しているが、画素が上がった分、しょぼいレンズを使うとその性能の貧弱さが露呈したり、細かいカメラぶれ、被写体ブレもはっきりと出てしまうので、800万画素の20Dなどと比べて、劇的に満足はしなかった。それだけに、それらのリスクを相殺する上でも、少しでもいいレンズを使用することと、このカメラの高感度特性のよさを使って、ブレ対策のために少しだけ感度を上げることをお勧めしたい気がする。
あと私見ではあるが、高画素化に伴う影響で画素ピッチが上がりすぎてCCDへの光量が足りなくなるのか、シャドー部が暗い気がする。なので、若干プラス補正をした方がいいような気がするのは気のせいだろうか?いずれにしても拙者はそうすることが多い。
あとはライブビューとかあったらよかったとか言えばキリがないが、X2で進化しているし、あったとしても拙者はあまり使わないので、もういいだろう。あと、これ以上の高画素は全くと言っていいほど不要だろう。
拙者的にはもうこれ以上はいらないというところまで来たのがこのキスデジXであったので、ここで手を打って買ったようなものだ。
液晶とか、ゴミ取りの問題がなければ、正直いってキスデジNでも十分だったのは間違いないだろう。
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