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2007年3月 4日 (日)

よそ行きのお出かけの思い出

先日、二子玉川の高島屋に久々に行った。

ここはといえば、拙者は子どもの頃、東急田園都市線沿線に住んでいたこともあり、親に連れられて買い物によく行ったものである。

当時、通常のお買い物は手前の溝の口で済ませていたのだが、ここに行くときは、拙者の家族的にはかなりよそ行きのお出かけ的な意味合いのお買い物であり、子どもながらにワクワクしたものである。

当時、何がすごいかといえば、二子玉川園駅に設置されていた自動改札である。当時は駅員さんが、チャキンチャキンと巧みに手元でハサミを回転させながら改札で切符を切るという光景が見られた頃で、むしろ関東では自動改札というのはほとんど存在しなかった時代である。

普通の駅では単なるペラッとした紙の切符であったのに、ここで発行される切符だけは今では当たり前の厚手のウラが茶色い磁気対応の切符で、それがまたここに来る”特別”感を醸し出していたのである。

駅前の雰囲気も、今でもよく覚えているが、何となく洗練された印象で、目的の玉川高島屋も建物からしていくつも分かれていて、それはそれは巨大なすごいデパートというのが子どもの頃の印象であった。

大抵ここで買い物をするときは、それなりのものを買いに行くときで、一番の思い出は小学校に入学するときに皮製の結構値の張るランドセルを今は亡き祖父母に買ってもらったことだろう。

それ以外にも、入学式のブレザーやお祝い事の衣装など、小さい頃のイベントにまつわるちょっと贅沢で高級なアイテムはみんなここで買ったものだ。

そして時代は流れ、久々に行った拙者は、愛車でここに乗り付け、少し離れた玉堤通り沿いの立体駐車場に入れようとしたら、拙者のクルマは重量の関係で駐車できないという。

「ったく、下々のクルマじゃないからとめられないってか(笑)」

と、訳の分からない優越感?に浸りながら、本館の駐車場へと移動した。実際行ってみると、大変な行列だが、それにしても、客層が明らかに違うというのは感じられた。

クルマを止めて、店に入ると、何だかゆったりした感じだ。通路が広く、ベビーカーの子連れでも心配なく通れるほどで、小さい子を連れた客が意外と多い。

久々にゆっくりとデパートで過ごし、それはそれで楽しかった。

建物も一部新しくなって、小さい頃とは少し変わっていたが、今でもよそ行きのお出かけ気分を味わえるデパートで、そんなことが妙にうれしかったりしたものであった。

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